太平洋法律事務所-事務所ニュース


2012年 冬号
あけましておめでとうございます

 昨秋の大阪府・市の選挙は、大阪秋の陣と新聞週刊誌が書き立てマスコミが注目しました。結果は大阪維新の会の大勝利でした。小泉首相のときの雰囲気に共通するところがあります。
 今の沈滞した状況の変化を期待してのものだと思います。橋下氏なら何かをやってくれるのではないかという期待感です。大阪都構想が実現すれば、大阪も少しは東京に近づき、もう少し元気になれる?
 しかし、本当にそうだろうか? 今の沈滞や大阪の地盤沈下は、経済のグローバル化に伴う東京一極集中によるもの。地方が疲弊しているのもその結果です。地方交付税を大幅に削減して地方を切り捨て、地方の産業を衰退させ、商店街にシャッターを下ろした、まさに小泉路線の結果と見るべきではないでしょうか。
 大阪都を実現すれば何かが良くなるかのような幻想を振りまいているだけです。国レベル(あるいは国際レベル)の政治や経済のあり方が変わらなければ、現状は変わらない。自治制度を少々いじくったところで現状が変化するとは思えません。
 自己責任を強調して新自由主義の考え方を押し通し、弱者に対する思いに欠ける政治。こんなもので府民が幸せになるはずがありません。しっかりとセーフティネットを構築し、ナショナルミニマムを保障し、皆が支え合う社会を作らなければ、多くの国民は幸せにはなれないという思いを強くした秋の選挙でした。(国)

目 次
仕組系投資商品:現代版トロイの木馬───弁護士 三木 俊博
裁判員裁判における選任手続・審理について───弁護士 梶 広征

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